いつも下らない物ばかり衝動買いしては後悔している私ですが、ここでは本当にお勧めできる山道具だけを紹介していこうと思っています。
気に入っている品物は他にもありますが、機能が際立っている物は04年10月時点ではたったの4点しかありません。(07年5月で6点)
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アプローチシューズ 5.10 ガイドテニー(ファイブテン)☆☆☆

クライミングシューズメーカーの雄、ファイブテンが作ったアプローチシューズです。見た目はどうと言うこともないローカットの布靴ですが、ソールにメーカーご自慢のスティルスC4ラバーが張ってあるので岩場でのフリクションは抜群。
これで5.13(フリークライミングのグレード、トップクラスです)のルートを登った人すらいるという超高性能アプローチシューズです。初めて履いたときは余りのフリクション感にうっかりするとつんのめっちゃうんじゃないかと本気で心配しました。

表妙義や北鎌尾根などの無雪期の岩稜縦走に使っていますが、フリクションの良さに加え、小さなスタンスをつま先に感じて登ることができるので岩場のランクが1ランク下がって感じられます。
T310さんは本チャンクライミングでも北岳バットレス4尾根程度のルートだったらこれで登るそうです。
ソールパターンは見ての通りなのでぬかるみやザレ場は滑りやすいような気はするのですが、不思議とよくグリップします。

しかし、もともとアプローチシューズですから防水性がない、多分雪渓でのグリップはないと思われるなどの難点?もありますが、無雪期の岩稜縦走にはこれ以上の靴はないと思っています。

もっともピーハイさんはナイキのエアシンダーコーンの方が上だと言っていますが、残念ながら私は知りません。ミドルカット版もありますが、つま先がやや広めです。

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シーズン用シュラフ
U.L.スーパーストレッチ アルパイン ダウンハガー #5(モンベル)☆☆☆

左よりサーマレスト半身用、U.L.#5、ゴアシュラフカバー  U.L.#5の小ささが分かるでしょ!

モンベルの羽毛シュラフにはスーパーストレッチダウンハガー、U.L.アルパインダウンハガー、
U.L.スーパーストレッチアルパインダウンハガーの3つのシリーズがありますが、その内の一つ。

軽量化のためにジッパーがついていません。だから噛み込みの心配もない。
写真の通りゴアのシュラフカバーより小型軽量ですが、良質の羽毛と身体にフィットする独自の縫製のためとても暖かい。
浦和浪漫会の高桑氏は厳冬期の冬山もこれで済ませていると「岳人」2003年3月号(だったかな?)に出ていました。

-3℃対応ですからシュラフカバーとの併用で初冬の低山や残雪期の雪洞泊まで活躍しているほか、軽いので日帰りの雪山にもお守り代わりに携行しています。お勧め度No.1


あまりに具合が良いので冬用シュラフもアルパインダウンハガー#1に買い換えました。

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と言うことでそのU.L.#1です。実はまだ厳冬期は未使用ですがUL#5の実績で信用!!
ウルトラライトアルパインダウンハガー#1(スーパーストレッチではありません)

左より-20℃対応シュラフ、
UL#1、ゴアシュラフカバー

快適温度-9℃(下着のみ)、限界温度-22℃という高性能で950g。今まで使っていた左のシュラフに対して約500gの軽量化もさることながら、嵩張らないのも大きな魅力です。

ただし、生地が薄く軽いので使用感は頼りない。     また、04モデルからアルパインダウンハガーにもかかわらずファスナーが付いてしまったのは残念です。





  更にコンプレッションバッグを使えばこの通り。      もっともコンプレッションバッグを使えば従来品も・・・。














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湿度センサー・ファン付きゴーグル(SWANS) ☆☆☆

       見た目は普通のゴーグルと変わりありません。 メガネの上からの着用も問題なし。   















汗かきの私は山スキーや雪山の登りでゴーグルやサングラスが曇ったり凍ったりで困っていました。         スキージャーナルにお宅記事を連載している藤井君とたまたま職場が一緒だったので相談したところ、彼のお勧めがこれでした。   今では手放せない逸品です。

ゴーグル内の湿度をセンサーが検出し、曇りそうになるとファンで換気をします。                    外からゲレンデの食堂に入った時などはさすがに一時的に曇ってしまいますが、屋外で曇った事はありません。 見た目も普通のゴーグルと変わりないし、眼鏡の着用も可能です。単5電池
1本で3日以上作動。                                                                              雪山をやる方にはお勧め度NO.1

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冬山用インナー(上下)
     ひだまり(テイジン)
    


右上の新聞広告を見て苦笑した方も多いはず。
寒さに弱い私は今シーズン初めに衝動買いをして自己嫌悪に陥ったのですが、これは暖かい!
大正解でした。
ひだまり+サーマスタットの山シャツ+アウターの組み合わせで奥日光の2500m程度の山だったら厳冬期でも行動中は暑いくらい。皆が寒い寒いと言っていたマイナス10℃の三岳山頂で1時間に及んだ宴会中も全く寒さ知らず。今シーズンはフリースなどの中間着は不必要でした。

欠点は値段が高いこと、白しかないこと、クレープした生地の見た目がいかにもオジン臭いことでしょうか。温泉に入るときはちょっと引け目を感じます。


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登山用インナー 
フラッドラッシュ・スキンメッシュ Tシャツ   メッシュが分り易いように中に白い布を入れてみました
      (finetrack
     

撥水性下着というコペ転的発想の製品です。吸水速乾性を謳っているどんな高機能下着でも、その能力を上回る多量の汗をかけば濡れ戻りを生じてしまうのは道理です。私が2007年現在でも絶大の信頼を置いている「ひだまり」でもそれは同じです。いかにその吸水速乾性を改善するかが従来のメーカーの発想でしょう。

finetrackの発想は皮膚の汗をすばやく生地表面に排出し、その汗を2度と生地内に戻らせないこと、謂わばワンウェイ機構。生地表面に排出された汗はその上に着ている速乾性下着に吸われて濡れ戻りがありません。
まぁ、素人の御託よりfinetrackのHPでその説明をご覧ください。

2007年GWの立山山スキーで初めて使ってみて、納得。 強い日差しの下での1000mの登り返しの後、夕暮迫る強風の稜線に出ても汗による冷えは全く感じませんでした。これはすごい!

4日間着たきりでも臭いがほとんどないのもいいですね。

カヌーなどのウォータースポーツの世界ではもはや常識のようです。沢登用超撥水シャツ(フラッドラッシュ)や超軽量コンパクトなミッドシェル(ブリーズラップ)も気になります。